中川政七商店の「旬の手しごと」を使ってみました。
目次
- 1. 中川政七商店 とは
- 2. 旬の手しごと とは
- 3. 2023年6月〈特別版〉の旬の手しごとは「吹きガラスの保存瓶で作る梅酒・梅シロップ」
- 4. つくりかた
- 5. つくってみた感想
- 6. 購入時期など
1. 中川政七商店 とは
中川政七商店は1716年(享保元年)奈良発祥の生活雑貨のお店です。
蚊帳ふきんなどの布製品を中心に生活雑貨全般を取り扱っています。キャッチコピーは「日本の工芸を元気にする!」。奈良を拠点に日本各地の伝統工芸品や特産品の販売・普及に力を入れている会社です。
2. 旬の手しごと とは
昔ながらの保存食(果実酒や漬物や味噌など)を、気負わず楽しく作れるよう開発されたキット商品です。日本各地から送られてくる旬の食材にひと手間かけるだけで、本格的な保存食づくりを体験することができます。
3. 2023年6月〈特別版〉の旬の手しごとは「吹きガラスの保存瓶で作る梅酒・梅シロップ」
2023年6月〈特別版〉の旬の手しごとは「吹きガラスの保存甁で作る梅酒・梅シロップ」。奈良吉野の青梅と、吹きガラスの保存瓶のセット商品でした。セット内容は写真のとおりです。↓
堀内果実園さんから減農薬特別栽培の青梅が送られてきました。約280gと少量なので一人暮らしの方の初めての梅しごとにちょうど良い量。逆にいうとベテランの方向けの商品ではありません(コスパ的に)。
ただ、今回の主役はどちらかというと容器のほう。小泉硝子製作所、デザイナー柴田文江さん、中川政七商店が共同開発した吹きガラスの保存甁です。パッキンを使わずスリガラスの摩擦で封をする仕組みで、試薬瓶のようなミニマルデザインが特徴。
どういうことかっていうと、スーパーとかで売ってる一般的な梅酒の瓶って、フタが真っ赤なプラスチックでできてるんです。持ち手も付いてて扱いはラクなのですが、生活感満載な感じは否めない。
もちろん「フタなんて何でもいい」という人が大半だし、むしろ「その飾らない感じがホッとする」という人もいるでしょう。でも「なんか青梅の色ともキッチンの雰囲気とも合わない…」ともやもやしちゃう人も一定数いると思うんですよね。
この保存瓶はそういう人のために開発された商品です(たぶん)。シンプルで、モダンにもレトロにも見えるデザイン。インテリアの邪魔をせず、むしろディスプレイとして積極的に見える所に置いておきたくなるカタチです。
4. つくりかた
梅酒と梅シロップのどちらをつくるかは自由に選べます(梅酒にする場合はホワイトリカーを用意しておきます)。わたしは梅シロップをつくることにしました。大まかな流れは以下の通りです。
- 保存瓶を洗って消毒しておく
- 梅を洗ってヘタを取り水気を拭く
- 氷砂糖と梅を交互に入れる
- 冷暗所に保管する
- 1日数回瓶をゆすってシロップが上がるのを待つ(2〜3週間)
- 梅を取り出して完成
詳しいつくりかたは写真のとおりです。↓
5. つくってみた感想
保存瓶が欲しくて購入したので、梅シロップづくりはほとんどおまけでしたが、何度やっても楽しい作業です。ただ、容器に対して梅が少なかったので、以前自分で梅シロップを作ったときに余った冷凍梅と氷砂糖を少しずつ足しました。結果的にシロップが早く上がって良かったと思います。
まだ抽出は完了していませんが、フタを開けるとほんのり梅の匂いがします。初夏にぴったりの清涼な香りですね。
吹きガラスなだけに保存瓶は少々割高ですが、やはりデザイナーの手が入っていると違います。写真を撮ってみるとその差は一目瞭然。まさに〈初夏の標本〉のようになりました。冷暗所に保管した方が良いのですが、つい明るいところに出して眺めていたくなる心地よいデザインです。
梅シロップが終わったら果実酒を漬けてもいいし、花やグリーンを飾ってもいいかもしれません。(下の写真は中川政七商店のHPより)
6. 購入時期など
中川政七商店のオンラインショップで購入しました(WEB限定)。
- 販売期間:2023/3/15(水)〜4/19(水)
- お届け期間:6月上旬〜中旬
- 税込¥12,100
実際にわたしが注文したのは3/15(水)で、届いたのは6/10(土)でした。
なお、保存甁だけなら通年購入可能です(税込¥8,800)。*