そういえば今日は冬至でした。
スーパーの野菜売り場に行った時に気づきました。かぼちゃの傍らに小豆が沢山置いてあり、その隣に柚子が山積みになっていたので、それとわかったのです。
食料品店って本当に第二の自然です。うっかり忘れていても、季節や暦を必然的に思い出させてくれる。わたしみたいなインドア派の者にさえ、人間は自然の一部であることを思い出させてくれます。
AIの台頭で人間の仕事がなくなるとよく言いますけど、人間が生身の体を持つ限り、
「仕事なんていくらでもあるじゃない?」
と思うのです。野菜の種を蒔くのも虫を取るのも。収穫するのも店に運ぶのも。選んで買って料理するのも。食事という営みを人間が必要とする限り、人間の仕事としてこれらは最後まで残ると思う。
あと冬至に柚子湯に入ると風邪をひかないという言い伝え。「エビデンスがない」と切り捨てる生き方もありますが、「柚子湯サイコー!」と単純に喜ぶ人の方が結果的に本当に長生きするような気もしていて。
たぶん最強なのは「エビデンスはないけど柚子湯サイコー♡」というスタンスの人でしょうね。融通(柚子)のきくタイプが生き残りやすいのはいつの時代も同じです。古い言い伝えにあやかるべく、我が家でも今日は柚子湯です。*