すてきな雑貨を見つけました。
sola cube(ソラ キューブ)といいます。4cm角の透明なポリエステル樹脂の中に色々な植物が封入されています。空間そのものを切り取って凍結保存したかのような佇まい。植物標本でありながら鉱物的な美しさも併せ持つ幻想的なオブジェです。
上が桜の花のキューブ。品種はソメイヨシノです。ごく淡い薄紅色の繊細な花弁。こうしてじっくり観察してみると、その質感は蝶の羽のようにも見えます。
下はタンポポの綿毛のキューブ。風にのって飛んでゆく寸前で時間を止めてしまいました。実ることのなかった種子に罪悪感を覚えつつも、完璧すぎる自然の造形美に見惚れずにはいられません。
こんなジュエリーボックスみたいな箱に入って売られています。
このキューブを作っているのは、京都に本店を持つ「ウサギノネドコ」という会社。名前も事業内容もユニークな会社です。
ウサギノネドコのミセは「自然の造形物を扱うお店」です。植物、鉱物、動物など…世界中から収集された標本を展示販売しております。Sola cubeなど、オリジナルで製作している「標本プロダクツ」も扱っております。(HPより)
どうやらセンス・オブ・ワンダー*1そのものを取り扱っている会社のようです。京都に行ったら立ち寄ってみたいものです。
オンラインショップでお買い物をしたら、直筆のお手紙にすてきなオマケもついてきました。ルナリアという植物だそうです。ソラキューブと一緒に、しばらくは眺めて楽しめそうです。
自分用としてはもちろん、理科好きのお子さんや植物好きの人へのプレゼントとしていかがでしょうか?*
*1:「自然の神秘さや不思議さに目を見はる感性」のこと。1965年に生物学者レイチェル・カーソンが出版した著作に由来する言葉。