空想商會

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人権擁護というヴェール

気がつけば随分更新の間が空いてしまいました。

特別に何かあったわけではなく、淡々と日常はまわっていたのですが、気になることについて調べはじめたら、あれもこれもと気になってしまって。いろんな本に手を出していたら時間が飛ぶように過ぎてしまっていました。

しつこいようですが、トランスジェンダリズム関連の書籍です。知れば知るほどありえない話が次から次と出てきて、「どうしてこんなことに」以外に言葉が見つからない状態になっています。

初めは医療過誤というか、医療の名を騙る弱者ビジネスの話だと思っていました。金儲けに目が眩んだ一部の医者と製薬会社が起こした事件なのだろう、と。ところが事情を知れば知るほど、そんな単純な問題ではないということがわかってきた。問題の核心に史上最大規模の医療スキャンダルがあることは間違いないのですが、それすら氷山の一角でしかないのかもしれない。

念のため記しておくと、私はLGBTのうちLGBには問題を感じていません。同性婚にも基本的には賛成です(代理出産の適応に制限を設ける必要はありますが)。

ただTについては話が非常に込み入っていて、別枠で考える必要があるようです。トランスジェンダリズムという思想自体がcontroversialである上に、政治的思惑や巨大利権が複雑に絡み合って、庶民の常識で判断できるレベルを超えてしまっている。

厄介なのは、一般市民がトランスジェンダリズムと出会う時、それは性的マイノリティの人権擁護運動として現れてくるということです。実際には、社会を根底から覆すほどの「過激思想」であるにも関わらず、「性的少数者の人権擁護」というヴェールをまとって現れてくる。そのため、本来そんなラディカルな思想に関わるべきでない一般市民が、純粋な善意から無防備にその思想を受け入れてしまう怖さがあります。

私もまだ事態が飲み込めてないところがあるので抽象的なことしか書けないけれど、とりあえず今の時点で言えることは、

  • 海外の動向を注視すること
  • お金の流れに注目すること
  • 医療行為の適否は、医療の専門家によって、科学的知見に基づいて判断されるべきであること

どれも当たり前のことですけれど、あらためて明記しておきたいと思います。*

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